健康スポーツナースとして働く場合の選択肢は意外と多いのが特徴です。整形外科のある病院に勤める方法や回復期リハビリテーション病棟などに勤務する方法などがあります。しかし、これらはスポーツに少し関わることができますが、スポーツ主体に関わっているとは言いにくいです。せっかくだから、スポーツ選手のケアをしたいという人もいることでしょう。
その場合、取れる手段は2つあります。1つは、スポーツ大会のイベント救護ナースになる方法です。日本イベントナースセンター(JENC:ジェンク)、サッカーナースなどのスポーツ看護師派遣サイトに登録しておくことで、スポーツイベントがある場合に働くことができます。1日〜数日の臨時での雇用が多いですが、定期的にスポーツイベントを行うドームでは、場合によっては健康スポーツナースを常勤として雇っている場合もあります。
スポーツ大会のイベント救護ナースのお仕事は、体調不良の患者や怪我人の処置を行うことです。多くの場合は、天幕を張った場所や施設内で待機しており、忙しさは現場により異なります。スポーツイベントは、サッカー大会や野球大会、マラソン大会などさまざまです。特にマラソン大会で看護師を募集しているケースが多く、求人サイトには載らない募集も多いため、地域の情報誌などで情報収集するのがおすすめです。また、オリンピックに出るような選手のサポートをしたい場合は、国立のスポーツセンターで働くのがよいでしょう。国立スポーツ科学センター(JISS)が求人募集をしています。狭き門になりますが、挑戦してみるのもよいかもしれません。